2017 全日本F3選手権 鈴鹿合同テスト

2017.12.20

全日本F3選手権 鈴鹿合同テスト

2日間のテストのうち、初日、2日目とセッションの合間に20周ずつ程ドライブさせて頂きました。

初日は4月の鈴鹿以来、全くレーシングカーに乗れていなかった現実を突きつけられ、
ある意味「リハビリ」のような感覚で走り始め最後にはフィーリングは随分戻りましたが、
自分が思っている領域にもう一歩攻め込むことが出来ませんでした。
使用したタイヤが古い中古だったりと様々な諸条件はありましたが、「来シーズンに向けて更に成長する為に」と言い訳にはしませんでした。

2日目はNEWタイヤを投入してアタックし、トップからコンマ4秒差のクラス3番手タイムを記録しました。
前日は先にも書いたように感覚を取り戻すことが先決でタイヤ状態のことはあまり深く考えていませんでしたが、
この日投入したNEWタイヤの圧倒的なグリップ力の違いに良い意味で少し驚いた部分もありました。

フィーリングも一気に良くなり、その時点で出せる精一杯の力は出し尽くしました。
「もう少し乗れていれば…」という思いもありましたし、パーソナルベストは更新出来たのでその点は良かったですが、
それでもトップとはコンマ4秒の差があったので
ドライビングも含め、まだまだ自分自身のセンサーを強化していく必要があると感じました。

そして最も感じたことが1つありました。
これまでのカテゴリーでは全く練習出来ない状態でレースに望んでもある意味「何とかなっていた」のですが、
「F3というマシンにはそれは通用しない」ということを今回のテストで非常に良く学べました。
その部分で、来シーズンに向けてこの時期にドライブ出来たということはとても有難いことで、
来シーズンCクラスマシンに乗れるようにと、もう一度良い流れを作れたと思います。

走行機会を与えて下さったCMS MOTORSPORTS PROJECT 磯部様、
エンジンチューナーのハナシマレーシング様、またF3協会の皆様を始め、
サーキットでお声掛け下さったり写真を撮って下さった皆様に心より感謝致します。
本当に、有難う御座いました。

とにかく、幸せで楽しい2日間でした。